”七夕を記念日に入籍しました!”と言ってご入籍日にご来店いただきました。
昨日、七夕を記念日にしたい方用に
ブログを発信しましたが、
まさにそのとおりのお客さまが
ご来店しました。
気×木の指輪『年輪』が気になって
ご予約いただいたおふたりは、
10分程、お話させていただいた後、
「先程入籍してきました!」と言われました。
私は、思わず、
「えっ! そうなのですか!
ちょうど昨日七夕を記念日にしたい方用にブログを書いたのですが、
七夕を意識してですか?」と
お聞ききしました。
「そうです。どうせなら、しっかりと記憶に残る日がいいということで」
のお答え。
入籍の日にご来店いただけるとは、なんと光栄なんだろうと
心から感じ、
心から
「おめでとうございます!」とお伝えしました。
気×木の指輪『年輪』のいろいろな木種をご覧になり、
女性も男性もそれぞれ気に入ってくださり、
その中で決められるようなご様子。
ただ、私は気になりました。
ご予約のメールのメッセージに
「サルスベリ(※2)の木が好きなのですが、サルスベリを使ったものはある
と書かれていたからです。
そこで、
「サルスベリがお好きと書かれていたのですが、
当店には無かったので、
いろいろなところに当たっていたのですが、
サルスベリでなくてもよろしいのですか?」
お聞きしました。
浅草通りにも色とりどりの百日紅(サルスベリ)の花が咲いて道行く人を楽しませてくれていいます。
「はい、サルスベリが好きなのですが、
こちらにないし、
無いものを言っても申し訳ないかな、と思ったので。。」
と遠慮がちに言われました。
【一客一新】(※1)のお話をさせていただき、
やれることはやります!とお伝えしました。
実は、
サルスベリは細い木なので、
素材としては
ほとんど存在していませんでした。
実はご予約が7月7日の0時を回った頃の時刻だったのですが、
その後、ご来店までの間、
深夜早朝と手を尽くして、
当たれるところは
当たり尽くしていたのです。
そして、ご来店前に可能性が見ました。
サルスベリは、私も一番好きな木です。
そして、上野駅から1/f エフブンノイチ 上野本店まで来られる
時に通る浅草通りには、ずっとサルスベリが植えられていて、
海外からの旅行客を含めた
多くの人の目を楽しませてくれているのです。
あのすべすべした木肌と
一種類の木から咲いたとは思えない色とりどりの花。
心を魅了します。
レストランのパティシエと生花店にお勤めて、ずっとブライダルブーケを創るお仕事をしてきたおふたり。
将来は、花とお菓子のお店をふたりで開くのが夢だそう。
おふたりとも植物もお菓子も好きというお似合い。
サルスベリは、百日紅(ヒャクジツコウ)と書き、
とても長く花を楽しませてくれる木でもあります。
人一倍花咲く、
おふたりの新しい家庭の門出を祝福するために、
絶対というお約束は出来ませんが、
『百日紅の年輪』にチャレンジすることをお伝えしました。
おくさま以上に、だんなさまが何度も何度も
「たのしみだ!」「たのしみだ!」と言ってくださいました。
帰りには、是非、浅草通りの百日紅を見ながら、
入籍日の思い出を深めてくださいと
お伝えしました。
おふたりとも、
とても自然体な最高のナイスカップルでした。
さあ、百日紅(サルスベリ)『年輪』を気合を入れてクリエイトだ!
※1 一客一新:
一期一会の気持ちで、
目の前のお客様が一番喜ばれる、
そのお客様が世界で一番最初だったり、
オンリーワンだったりするサービスを
ご希望のご予算で実現したいという
コンセプトを表す武田正明作の言葉。
※2 百日紅(サルスベリ):
花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。種子から栽培する「あすか」という一才物の矮性種もある。
和名は、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによる(樹皮の更新様式や感触の似たナツツバキやリョウブをサルスベリと呼ぶ地方もある)。つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもある(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)。
英語名 Crape myrtle は、ギンバイカ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめん(crape)のように縮れていることから。
中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇と呼ばれるが、比較的長い間紅色の花が咲いていることから、百日紅ともいう。江蘇省徐州市、湖北省襄陽市、四川省自貢市、台湾基隆市などで市花とされている。