リュバン(ファボリシリーズ) 幅1.8ミリの中に繊細な表現がなされている。
今日はお二人とも外国人というカップルが来店されました。
だんなさまはハンサムなイギリス人で、
おくさまはカワイイ感じの韓国の方でした。
ご予約を確認した時点では、
言葉の点で心配しましたが、
お二人ともほぼ完璧な日本語を話される方で
取り越し苦労に終わりました(^ー^)
お話をさせていただく中で、
すごく素敵だと感じたのは、
日本で暮らしている方の多くがそうだとは思いますが、
きっと日本の良さに惹かれて来日されているので、
日本人以上に礼儀正しかったり、
私たちが忘れかけている日本人らし美しい面を持っているように感じます。
このお二人はまさにその典型でした。
青森県の異なる市役所で働いていたお二人が
仕事を通じて知り合い、
東京で結婚する事になったそうです。
1/f エフブンノイチは、
だんなさまがWeb検索して、
工房直結のメイド・イン・ジャパンらしいジュエリーショップと感じて、
ご予約いただいたそうです。
お二人は、もともとのペアデザインこだわらず、
それぞれが自分の気にいったデザインにすることにしました。
貴金属素材も男性はプラチナ950
女性は可愛らしさが引き立つ18金ピンクゴールドを。
奥様は、イメージが明確で、
細いけれど繊細なデザインが施されていて、
左右対象なものがお好みでした。
既存のブランドであるファボリシリーズの
左右非対称が特徴の『ruban リュバン』が
一番イメージに近いが、そのままではなく、
左右対称にアレンジしたものが良いのことでした。
ウ~ン!
私はここでメモ用紙に
【一客一新】と漢字で書き、
それが私の造語であり、
目の前の一組のお客様にとって、
最も自分たちらしい『記念の結晶』を
お金がたくさん必要なフルオーダーでなく
リーズナブルにお創りしてさしあげたいという
コンセプトであることをご説明しました。
お二人は、その考えを、
「素晴らしい!」「いいコンセプトです!」
と言って喜んでくださいました。
私はこのお二人の、特に今回はおくさまの、
ご希望を叶えようと決めました。
新しい『ruban リュバン』を生み出します!
もちろん、ファボリシリーズのこの新しいデザインは
お二人のご成約を第1号とした後、
1/f エフブンノイチ両店でデビューすることになります。
時間を忘れて、楽しくいろいろなお話をしました。
帰られる前におくさまは私に言ってくださいました。
「実は2人とも外国人なので、来る前にドキドキしていたんです。
でも、とっても親切に、そして、色々と提案やアドバイスをしていただけたので、
とても嬉しかったです!」
記念の結晶に国境なし^ – ^ /
またお客様の言葉に、
私自身をとても心を柔らかくしていただきました。
そして、とても温かで自然体な、3カ国の国際親善になりました(^ー^)