熱そう~! そう、熱いんです、900℃もあります。

プラチナ用鋳型

これは、これから溶けたプラチナを流し込む前の鋳型と呼ばれるもの。

すり鉢状の形の注ぎ口が見えますね、ここに溶けたプラチナを流し込み、一瞬後に空気圧を掛けて地金を鋳型内部に押し込みます。そして、地金が凝固してから鋳型を冷水に浸けて、型をバラして、内部の鋳造された研磨される前のジュエリーを取り出します。

鋳造直後

この溶けた地金を流し込むときのタイミング、温度などが少しでも相応しくない状況で流し込まれると、非常に状態の悪い地金になってしまい、充分に研磨しても光らないプラチナになってしまいます。特に当店で販売されているハードタイププラチナ950の望ましい鋳造方法を編み出すまでには苦労しました。

なにしろ当店オリジナルの金属素材ですので、誰にも方法論を質問することができず、試行錯誤の実験の積み重ねの日々だったのです。しかし、この素材で鋳造が成功したときは嬉しかったのなんの・・・なぜなら、御客様にそれまで以上の自信を持って充分な強度のある、そして高品位のプラチナジュエリーを提供できることになったからです。

このことからも仕事においては地道に努力し、研究し続けることの大切さが分ります。プラチナから人生を学んだ感じがしました。

工房 鈴木

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