今、3月11日の15時を回り、東日本大震災からちょうど1年を過ぎました。
東日本大震災1周年追悼式では、お体の本当に大変な中、天皇陛下が追悼の言葉を述べられました。
これまでも被災地に直接赴き、被災者に多くの励ましを与えられていました。まさに国民の象徴としてのご自身の使命を果たそうとされています。
東京電力や原発を実質的に推進してきた自民党が他責的な発言・行動の目立つ中、そして、現政府の力不足を感じざるを得ない中、この国民の象徴としての天皇・皇后両陛下の存在をとても大きく感じます。
一方、台湾の方が日本人一人当たりの額をはるかに超える義援金を日本に寄せてくれたという事実。
ミュージシャンやタレントの中の一部の人は、積極的に支援活動を繰り返しています。
心ある企業もそれぞれに一生懸命取り組みを続けています。
私達にできることを、確実に形にする。
それが大事だと私は考えます。
理想を口にするだけ、不満を口にするだけではもはやダメだと思います。
今、日本人はアクションを起こすときなのです。
私たちは、ジュエリーを通じて社会に貢献し、最終的には地球そのものへの愛を形にしたいと考えています。
それが理念「人の心に和みを、社会に潤いを、地球に愛を」です。
2011年の3月11日の翌日からどうやってそれを形にするかを考え、中小企業家同友会を通じて被災地へのチョコレートの発送を行い、その後すぐに継続的な支援を検討しました。
そして、決めたのが、お客様にご成約頂いたブライダルジュエリーの売上から1組1000円を赤十字を通じて寄付するというアクションです。
1000羽鶴の想いを込めて、1000組で1,000,000円を目標としました。
そして、今年1月8日に達成しました。
これからも続けていきます。
新しい家族になるお二人の愛が、日本全体の愛になるように。
実は、私たち1/f でも、この東日本大震災に関係して、10名程のメンバーの中で3名が店を離れました(今月末含む)。
元々予定されていた出産のために休日に入るスタッフと合わせて4名が抜けました。
あるスタッフは、義援金を送るだけでは不十分で、会社で仕事をしている場合ではなく、ボランティアとして被災地に赴き、行動するべきだという主張で長期休暇を取ってボランティアを行った後、退職しました。
また、自身の子供に放射能の被害が及ぶことを心配して、沖縄に家族単位で移住したスタッフもいます。
更に、今月、自身の身に放射能の被害が及ぶのを恐れて、実家の九州に戻るスタッフがいます。
でも、私たちは、ここ東京で、信頼を寄せて頂くお客様のもとで、経営Vision「記念日をたくみと想いで創る」をスタッフ一人ひとりの胸に、お客様視点のジュエリーコーディネートをし、技を尽くして良いジュエリーを創ることが大事だと考えます。
それを通じて、社会に、そして、地球に貢献することが、私たちの理想、つまり理念だと今日この意味深い日に改めて考えます。
1/f の使命である「記念日をより美しくする宝もののご提供」をするために、急ぎジュエリーコーディネーターを確保しているところですが、充分な接客をするためのマインドを持ち、スキルを身につける意欲のあるメンバーを探すのは、簡単ではありません。
こんな考えの会社、お店ですが、もし、一緒に働いてみたいという方は、是非お問い合わせ下さい。
人こそ、理念を具現化する最も基本で、最も貴重な存在です。