金槌

こんにちは、制作の鈴木です。

前回は「やっとこ」についてお話しましたが、今回は【宝飾加工用】の【金槌】を御紹介致します。

写真中央にある大きな木の切り株は、檜の木でたいへんに重量があります。その真ん中に据え付けられているのは【金床】もしくは【金敷】と呼ばれる貴金属を叩いて成形してゆく台でして、これはいつも

ピカピカに磨いてある状態にしてあります。

そしてこの台の上で使う金槌は一番下に置いてあります【ならし槌】と呼ばれるもので、これもたいへんに重く、慣れないと非常に腕が疲れてしまいます(笑)。自分の力で叩くというよりは金槌に叩かせるという感じで腕の動きをコントロールするのです。

あと上に見える2本の小さな金槌は【おたふく槌】という名称で、特に石留を行うときに鏨(タガネ)の頭をコチコチと叩いて使う繊細な力加減が要求されるもので、上手に使えるようになるためには時間が掛かります。

最近は良質の金槌を作れる職人さんも少ないため、自分の使いやすいものは日頃からかなり大切にして手入れをよく行っております。これら3本の金槌はすでに四半世紀使い込んでいるもので私のジュエリー職人としての人生を共に歩んでいる相棒たちなのです。

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