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こんにちは、クラフトパーソンの鈴木です。

写真に中央部に見えるクロムメッキの道具は「彫刻台」というもので上部にある楕円柱の部分が、サイドにある把手を回すことで開閉し、細工を施すものをしっかりと固定できる仕組みになっています。

この道具を使い、社内で行う主な作業は「彫留」(ホリドメ)と呼ばれているもので

地金の面にメレーダイヤなどを埋め込んでセッティングするデザインのものによく使われますね。

その作業の際にはタガネによって地金の面を彫ってゆくので地金の切り屑が周囲に落ちますが

たいへんに高価な貴金属であるので僅かな分量であっても回収できるように工夫をしているんです。

彫刻台の下の部分には、ステンレス製のトレイが取り付けられているのが分かりますでしょうか?

このトレイがあるので地金の切り屑が床に落ちてしまうことが無く、彫刻台の周辺に残ります。

そして作業が済んだ後に地金を掃除して回収するのです。

貴金属類は最近の円安なども影響し、高値の状態のまま価格が推移しています。

そのため少しでも回収可能な作業環境を設定することで、材料の無駄な消耗を抑えることに努めております。

私の友人から聞いた話ですが、或るジュエリー加工会社で作業に当たる人には会社から靴下が支給されて、社内では着用義務のあるものとして扱われ、就業時間後に靴下は回収されるようです。

つまり靴下に付着した微量な地金も回収するために考えだされた方法なんです。

このような努力は会社によって形は違っていても必ず行われています。

貴重な地球上の資源を大切にすることは私達の重要な責任なのです。

クラフトグループ 鈴木 誠

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