金合金用加圧鋳造機

こんにちは、制作の鈴木です。

今回御紹介するのは、ちょっと大きな、そして可愛いデザイン?の機械「金合金用加圧鋳造機」です。よく似た奴がス○ーウォーズに出てきますよね。これがヒョコヒョコとい歩いたら愛らしいなあ~と思うのは私だけでしょうか?

この機械は「加圧鋳造機」というもので、貴金属鋳造にはあと「遠心鋳造機」というものと、これら2種類の方法が一般的に行われているのです。「遠心鋳造法」というのは溶解された金属の坩堝が鋳型と共にグルグル回されて遠心力の勢いを用いて鋳型内に流し込む方法です。

対して「加圧鋳造法」というのは溶けた地金を坩堝から鋳型に流し込む際に鋳造する空間の気圧を高めて鋳型の中にその圧力で押し込むという方法なのです。

そして、この機械の上部にはドーム型の蓋が付いていてこのなかで気圧が効率良く働くように出来ているんですね。そして、この鋳造機の優れた点は、このドーム内を真空にすることもできるところで、金合金(イエローゴールドやピンクゴールド)などは地金を溶かしたときに空気に触れてしまうと酸化してしまう物質が含まれていますが、それをこのドーム内で真空状態にしてさらに不活性ガス(酸化させないための窒素やアルゴンガスなど)を充填してゆくというサイクルを地金の溶解途中で行うと酸化していない望ましい状態の金属で鋳造することができるのです。(酸化した金合金は光りにくく、脆い性質があるので望ましくないのです)

可愛いデザインの機械ですが、しっかり良い仕事をしてくれるすごい奴なんですわ!作業がすべて終わった後は、いつも頭を撫でてやってますよ!

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