2007年02月14日
鋳型の除去

はじめまして、ジュエリー制作スタッフの坂本と申します。
よろしくお願いいたします。

制作と言いましても、とても幅広く様々な工程があります。今日はその中でも私が担当している工程についてお話いたしたいと思います。

担当している工程のひとつに【鋳型の除去】というものがあります。

鋳型とは、プラチナや金などの地金をドロドロにしたものを流し込んで、リングの形を創り出すのに必要不可欠なものです。そして、鋳型に鋳込まれたプラチナは、鋳型を崩してやることで取り出すのですが、鋳型は石膏のようなもので、ちょっとやそっとでは崩すことが出来ません。そこで、それを崩す為に高圧の水流で砕き吹き飛ばす作業が必要となります。(※写真はその作業を写したものです。)ちなみに水圧で鋳型を崩すのは、中のジュエリーたちの変形を避けるためでもあります。


しかしながら、ここまでの工程だけでは完全に鋳型を除去できません。
そこで次の工程へ進みます。

次の工程では、ある薬品にジュエリーたちを漬けて煮込みます。薬品に漬けて煮込むことにより、あらゆる細かいすき間に残っている鋳型を除去することが出来るのです。一定時間煮込んだら、状態を確認し、完全に鋳型が除去できたと判断された後、次の工程へと進むことが出来ます。

次の工程ではしっかりと乾燥させます。まずエアーと呼ばれる空気を吹き付けて大まかに水分を吹き飛ばし、ドライヤーでしっかり乾燥させます。乾燥させることにより、ジュエリーの出来映えを的確に検品することができます。ちなみに、この段階で水滴が付いたままだと状態を正確に検品することが出来ません。また、水分は次の工程で使う道具などを錆び付かせる原因にもなります。(やはり私たちにとって道具は大事なものですから、こういった作業をおろそかにして、道具を錆び付かせるようなことは絶対にあってはなりません。)

鋳型の除去

次回は鋳型から取り出されたジュエリーたちが次の工程ではどうなっていくのかをご紹介していきたいと思います。それではまた!

投稿者 ING : 2007年02月14日 10:04| 20工房より

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