2008年01月05日
1級技能士

貴金属装身具製作技能検定1級
▲昨年12月7日に頂いた合格証書

久方ぶりの投稿になります、開発、及び制作担当の鈴木です。
昨年、『貴金属装身具製作技能検定1級』という試験に挑戦しました。

この試験は、毎年夏に行なわれる、ジュエリー職人としての腕前を推し測る国家試験です。この試験には1級と2級があり、それぞれ実務経験年数の違いで受験資格が異なります。(1級は7年以上、2級は2年以上)

試験には学科試験と実技試験があり、1級ともなれば、両方とも難易度はかなり高くなります。実は、昨年も1級試験に挑戦したのですが、学科試験は合格したものの、実技では今一歩及ばずという結果でした。学科か実技のいずれかに合格した受験者は翌年以降の試験では一方の不合格だった科目だけを受験することができますので、今回は学科免除、実技一本勝負で受験しました。

試験前の2〜3ヶ月前より実技試験に向けた準備を入念に行い、社内の協力を得つつ、なんとか実技試験にも合格することが出来ました。
晴れて『貴金属装身具製作1級技能士』となれたのです。

一度、実技試験に落ちてしまったために今年は試験のある8月中旬まで6月から休日返上で試験課題の製作練習に没頭しました。実技試験は18金の板を一枚渡されて、それからペンダントに加工するという内容ですが、このペンダントにするにはギリギリの寸法の材料しか渡されないので少しでも間違った作業をしたら完成しないようになっているのです。

試験会場では私よりも経験のある先輩の職人さん達もいましたが、その方々の余裕のある表情がプレッシャーになり、かなり緊張しました。しかし、試験の途中で、あちこちから寸法を間違えて糸鋸で切ってしまったとかの「あら〜、やってしまった・・・」というような小さな叫び声やセッティングする石(キュービックジルコニア)を割ってしまったと思われる音などが聞こえるのです。

それらがさらに自分を追い詰めていきます。刻々と迫る終了時刻、練習の時には起こらなかったミスなどなど・・・7時間の間、全く気を抜けない状況での作業でした。このような感じの試験でしたが、充分に練習を行なったことが良い結果に繋がったのだと思います。

1級技能士になれたからといって、日常的な努力をしていないとすぐに宝飾技能というものは落ちてしまいますので、喜んでばかりはいられなくて、日々この技能を保ち、さらに向上させることを忘れてはならないのがジュエリー職人の責務です。ある意味、この試験に合格したことで、ジュエリー職人としての私自身の新たなスタートであると感じるのです。

今後も自己研鑽を続け、一人でも多くのお客様に、想いを形にする1/f のジュエリーを創り続けていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いします。


投稿者 ING : 2008年01月05日 11:43| 10スタッフより

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