こんにちは。 オーナーの武田です。
桜が満開ですね。
私は毎日結構遅くまで仕事をしているのですが、当然というか、
気の毒にというか、ハリーはそれに付き合わされます。
スタッフの皆が帰ったあとは、私と2人きりですが、おとなし〜く待っています。
ただ、さすがに23時を回ると、もうそろそろ帰りたいよと言ってきます。
最初は、鼻でつつくだけですが、それでも、私が無視して仕事を続けていると
(それまで見えない場所で横になっていたのですが)、
視線に入る場所に横たわりこちらを見続けます。
そんなハリーに催促されつつ、帰路につきます。
散歩をしながら歩くにはちょうど良い季節になってきました。
途中に見事な花を咲かせる桜を大事に育てている家があります
(家といっても1階が会社で上が自宅になっているようですが)。
夜通っても、ライトアップしているのできれいです。
その桜をほぼ毎日撮ってみました。
この桜は、木の幹ぎりぎりの幅の土面から生えており、道に大きく張り出しています。
本来だと公道にこれだけ張り出すのは、明らかに違法なのでしょうが、
ライトアップして皆を楽しませてくれていること、わずかな土面からこれだけの桜を咲かす木を育てるための努力を続けていることを考えると、私は勝手に、“ここを通る皆の桜”と思っています。
会社の、あるスタッフが、近くの上野公園の桜並木のようなところを気の合った仲間だけで静かに見られたら素敵だと言っていましたが、上野公園にしろ、京都の醍醐にしろ、時の天下人をして作れた規模だから、夢のまた夢かなあと答えました。
△「3月30日上野公園内にて、3分咲きの花園神社の夜桜」
でも庶民でも、工夫と努力と地域の人の納得&満足感を得られれば、こんな素敵な自分たちの桜を咲かせられ、そこを行き来する人にもつかの間の幸せ気分を与えられるのだなあと夜道、
スタッフの昼間の言葉を思い出しながら歩きました。